営業企画~ブランディング・商材・共有価値をつなぐ

実践企画プランニングのための5つのステップ

インターネットマーケティングを背景とした企画営業5つのステップ

1.仮説シナリオを言語化する

言語化には3つの考え方があります。

まず、要素をそれぞれA4紙面上に配置してみること。具現化する要素は「事実」「心理」「データ」などが考えられます。それらを体系的・階層的・時系列で組み立てることで、新たなイメージを描きだすことができます。

たとえば、旅館という空間を楽しんでもらうことをブランディングの基本とすれば、空間と時間の流れのサービス内容全体の演出計画をイメージすることができます。

2.商品とキーワードを調査して検証する

Webサイトに関連するキーワードの調査は、Googleのキーワードプランナー、サーチコンソール、アナリティクスを使って具体的に評価できます。

仮説と全体シナリオの検証は、あるイベントあるいは結果をを特定し、エビデンスや可能性を言語化することで明確になります。たとえば、新聞記事と同じ構成の記事にまとめると、ブランディングやエビデンスとの整合性とともに、お客様と共有したい価値(方向性)までの一貫した全体構造が明らかにできます。

3.営業方法を明確にしてコンテンツをデザインする

営業方法を3つに分けると、「実店舗営業」「Webサイト営業」「ネットショップ営業」が考えられます。それぞれコンテンツ設計や情報デザインは異なりますが、基本は「テキスト」「画像」「動画」です。

情報デザインの基本は、セールスライティングやLPページにヒントがあります。「共通認識」「共感」「共有」を意識して、問題点をエビデンスとともに明確にしながら対処法を共通認識、提案への共感と仕様シメージの共有の流れで組み立てます。

4.検索ワードなどの反応を検証する

実店舗営業はチーフレットやPOPに沿った導線の流れの傾向。訪問営業ならサイトへの誘導や、Web営業であれば検索ワードの適合性やサイト閲覧ページの動向。

ネットショップなら転換率やサイト内の動き、あるいはコンテンツページへの誘導を含めた検索ワードの検証ができます。

コンテンツは、時系列のシナリオに沿った構造化が適切かどうかという疑問も導き出してくれます。PDCSの作業です。

5.自社商品や取り組みをもとに単品商品のヒット化独自モデルを構築する

情報を構造化する作業は、商品を基本に「どうしたい?」から、ブランディングをスタートとしてお客様との到達目標である「共有価値の見える化」までの一連の流れを明確にする営業戦略と重なります。

そのシナリオに沿って、コンテンツを編集することで2つの成果を目標とすることができます。1.売上拡大 2.人材の能力開発です。その流れを企画し、プロジェクトとして実践しながら、結果としての「売上」、経過的な成果として「人材の潜在能力の引き出す」が実現します。プロジェクトリーダー、あるいは管理職の能力が重要となる意味はここにあります。