どの世界にも存在する一流人

スカイマークの機内誌で読み解くそれぞれの立場で考え行動する一流仕事人の仕事ぶり

航空会社スカイマークの機内誌(2023.6)に、到着ロビー出口にある手荷物受け取りの待ち時間を短縮して「いかにお客様満足度を向上させるか」という特集記事が掲載されています。この機内誌には、パイロットが執筆した飛行機のライトの解説、さらに特集記事の主役となるランプスタッフと、安全運航を支える整備課スタッフなどが対談形式で紹介する地元グルメ紹介記事が載っています。機内誌の登場人物の一部を上げると

そして、機内誌に掲載する内容を企画し原稿の取材と執筆を担当した

パイロットは言わずとしれた狭き門をこじ開けたエリートの1人です。旅客課職員は英語が堪能でしょう。そして、広報課職員は紙面を企画し取取材し長文原稿を執筆する高いスキルを持っています。現場で中心となり「顧客サービスの向上を企画し実現した」のがランプ課職員です。整備課職員がいなければ、運航前点検や飛行機の定期運航の安全は確保できません。

全員がそれぞれの役割をしっかりと考え、具現化していることがわかります。一部のエリートといわれる人たちだけが、社会活動を支えているわけではないことがよくわかります。与えられた役割のなかで、

「誰に」「何を」を考え、目に見える形で実現することによって、行動した人とサービスを受ける人が共通の「満足」を得ているのです。これが、シェアリングです。

「どうしたい?」から始まるこの流れを知れば、図で考える営業企画はすぐに理解できるようになります。

ブランディング→ターゲティング→シェアリングも、すべてこうした現場の取り組みの企画とプロジェクトの裏付けとなっています。

1.自分の立ち位置で勝負する

2.地頭力とは考えて価値をアウトプットする力

進化のスピードが速くなり、企業活動も新しい価値の発掘や開発によって新たな市場を開拓しなければ生き残れない時代になっています。

その基本となるロジックということができる考え方が「DX内製化思考モデル」です。全体像をイメージしながら論理的にエビデンスを伴うシナリオを組み立て、実現するスキルの基本が、このDX内製化思考モデルです。

高度な専門知識があるとさらに高度な世界に勝負を挑むことはできますが、その道で地道に積み上げた技術がなければ単なる机上の空論。しかも、様々な知識はネットにあふれており、必要な情報を体系化すれば1つの可能性は見えてきます。

1つひとつステップアップするために必要なことは、考え、体系化して、「どうしたい」という目標に対する行動を設計するスキルです。高学歴でなくても、現場で培った技術やスキルを基本に、セオリーに沿った思考ステップを踏めば新たな可能性を導き出すことはできます。

これが、図で考える営業企画です。同時に、図で考えるコンテンツ設計と重なり、パソコン編集で「テキストライティング」「画像編集」「シナリオ(LPページや動画編集など)」の実践スキルを身につけることで、プロジェクトリーダーとして企業収益に貢献できる人材となることができます。

3.発想の基本は「誰に」「何を」を深掘りすること